Starlight Extinction

この星は十二宮だよ。誰だって明日への聖闘士。

輝け!2018 MVCP大賞

早い。

もうこれをまとめる時期なのか?一年が一時間くらいしかない。

今年は1対1の代表戦。どちらが勝つのか……?

3次元都代表!仮面ライダービルド

ジャンル:特撮
時期:正確には2017の9月から
カプ:龍兎
概要:新世界BB(ベストマッチビーザワン)カプ

終了は2018年の8月なので今年にいれます。

難波チルドレン、代表戦、感情芽生えパンチ、サイボーグ内海等さまざまな用語を生み出し、行き急ぐかのようなスピード感で走り抜けた本作仮面ライダービルド。なんだかんだ前半は普通に見てたんですよ。記憶を失った主人公が一体何者なのか、生身でめっちゃ強い万丈が何者なのかというサスペンス要素もありつつ仮面ライダーキバで紅音也役だった武田航平仮面ライダーグリスとして出演したり……。毎週どうなるんだっていうワクワク感よかったですよね。

でもその中で気付かぬうちに毒は仕込まれていたんですよね。普通に考えたらヒロインはみーたんこと美空なんですが、龍騎やウィザード同様実年齢より結構下に設定されている妹系ヒロインは真のヒロインとはなりえない。あくまで守られるべき妹・娘なんですよね。

途中から明らかにヒロインは万丈になっていっていたわけです。その立ち位置が主人公桐生戦兎にとって非常に大切な心の支えとなっていっているわけですよね。

でも流石にそういうのは毎年見てるわけですよ。1号ライダーと2号ライダーはぶつかり合い信頼を築き協力し合うものですし。

でも作品が「チガウヨ……サワダム!」って言ってくるわけです。

あの新世界エンドを携えて。

スカイウォールの惨劇は終わったけど新世界の惨劇は私の心に深い傷跡を残していったわけです!!

新世界エンド=ラスボスエボルトのいない平行世界と融合することでその脅威自体が存在しない新世界へと移動する。新世界ではライダーシステムが開発されておらず主人公桐生戦兎を覚えている人は誰もいないはずだった。だがただ一人、万丈龍我記憶を保持したまま戦兎の前に現れる。それは新世界の万丈(これはこれで別に存在する)ではなく元の世界の万丈。二人は幸せなニケツをして終了……?

BLでしょこんなの??

だって新世界を創造した神として誰一人自分を覚えていない、というか知らない状態でたった一人で生きていくっていうエンディングは孤独を背負う仮面ライダーっていう感じじゃないですか。旧世界を救うためとはいえ融合した相手の世界は破壊されたも同然なわけで罰ともとれるわけですよ。ボロボロに傷ついて戦ってそれしかないから新世界を創造して誰もそれを讃えることもないし何だったら直前の映画で住民は「せーんめつ!せーんめつ!」って暴言吐いてたわけですよ。

こっちの世界のマスター(本物)も美空も家族のようなものだったのが取り残されて相棒の万丈はエボルトに汚染されず旧世界では死んでしまった恋人と幸せそうに歩いている。それを見て生きているだけで十分だと満足する戦兎!(泣くところですよ!)

そこに!現れるわけでしょ!?

戦兎だけの万丈が!!

王子様が!迎えに来てくれたんです!!!!

正直このカプどっちが受け攻めかこのエンディング見るまで迷うところがあったんですけど私はこれをみて龍兎ってなりました。

戦兎はヒーローでありながらお姫様だったんです。頑張って頑張って戦い抜いて王子様と一緒に暮らせる訳で……訳で……!!ハッごめんなさい!あまりにいい物語なので感極まって泣いちゃった!あまりにエモいいい!(CV坂本真綾

ちなみに迎えに来るシーンに流れるのはご存知主題歌Be the one!その前の映画では物理的にBe the oneしてた龍兎ですが、心も結ばれ(その割には新世界創造直前まで一番戦兎に言っちゃいけない「なんでライダーシステムなんか作ったんだよ!」というセリフを浴びせてたのは気になりますけど)新世界という檻の中で二人きりで生きていくしかなくなってこんな完璧なエンドはないですよ。ハッピー過ぎずバッド過ぎず適量!

平ジェネFOでもイチャイチャイチャしてましたしね。もう新世界でお付き合いを初めて随分経ってるので貫禄も出てましたね。ソウゴとゲイツに相棒と信頼とみたいな話をしてたときも戦兎の場合はあんま参考にならないなって思いましたしぃ。友情というにはあまりにもロマンティックすぎるんでっ!

このビルドという物語は万丈と戦兎が出会ったときに動き始めるので徹頭徹尾二人のベストマッチでビーザワンな関係が描かれており!本当に素晴らしい耽美絵巻!ハッごめんなさい!あまりにエモいいい(CV坂本真綾

いやホント参りますよね……お姫様展開に弱いのでホント最高のエンディングでした。

対する2次元都代表!Free!-Dive to the Future-

ジャンル:アニメ
時期:7月
カプ:日郁
概要:叛逆W人魚姫カプ

 このブログで死ぬほど書いてきたので詳細は狂ったように書き綴った過去の日記を御覧ください。

この作品に関してはやっぱりハイスピードを見ていたというのが大きいですよね。あの作品が普通にいい作品だったので、TVシリーズの方に興味が向いたというのがあります。かと言って万人向けじゃないのがFreeのストーリーなんですけど。

男たちが小さなことでいざこざしてるのが嫌って人には向いてないけど、平成ライダー一期からこの辺で鍛えられおり、なおかつそこに萌えてきた私としては筋肉以外は何も障害がなかったといえましょう。その間に洋画などで耐性をつけてきたこともあり全てがこの日郁へ繋がっていったという感じがします。

声優的には私が刺さるキャラをよくやっている魔性の男木村良平(いい加減にして)が相手にくるっていうことでわかってました抗えないってことはね。

ただし総集編映画の時点では可能性の獣ではあったけど、ここまでやるとは聞いてなかった!

だってこんな小さな恋の愛憎メロディを丁寧に昔ながらの製法でこだわって作りましたみたいな上等な口当たりのスイーツ出されるとは思わないじゃない!?美味しい~~!愛に傷つく男は美味しいなぁ!!!

滑り台ドンもそうですけど小さな積み重ねが北国の猛烈な雪のように私をFreeワールドから抜け出すことをゆるしません。雪下ろしなんかしたことなーい!脱出できなーい!京アニさいこー!

私が大好きなシチュにお姫様展開があるのですが、囚われたのお姫様を王子様が助けにくる、それは遥郁でやってしまってそれはそれで美味しかったんですけど、自分も姫で姫を守る攻姫っていうのもそれはそれですっごい美味しくて最高です。(遥もまた別の人の姫ではあるんですけど)ヘタリアでいうと米英ですよね。

一番お気に入りのシーンはやっぱり二話の遥との対面を阻止しようとして結局歩道橋で出会ってしまう一連で、あの平成ライダー感いいですよねーー!!傷つく日和も戸惑う郁弥も困惑する遥も……。物語がこれから動いていくっていう感じで郁弥と日和がここから二人で溺れていくんですよね~~。

そして郁弥編が終わったあとの速攻セックスした感やばいですよね。この二人の障害てほんとそれだけだったんだぁみたいな。郁弥は原作では恋をする相手がいたっぽいんですけど日和になってくれたみたいで感謝。

郁弥の運命の相手、神様、ヒーローっていうのは間違いなく遥で、憧れて追いかけるのは遥なんですよ。でも選んだのは日和だった。そこがエモなんですよね。そこが!日和にとっては運命の相手、神様、ヒーローは郁弥で、その神様の神様がどんな泳ぎをするのかに触れてこれは勝てないなって諦めたところあったと思うんですよ。遥の泳ぎは鮮烈なので。8Kなんで。その日和が完膚なきまでに叩きのめされたあとの郁弥と日和の客席でのシーン、今まで忘れていた思い出を確かめる郁弥は紛れもなく日和を選んだんですよ!日和はあんまりピンときてない感じだったけど!とにかくよかったよなぁって!

詳細はとかいって結構長々書いてしまった。

今年のMVCP代表戦はこの2つで、共通するのはお姫様ヒーローとっていうところかなって思います。逆に相反するところは運命の相手か運命を乗り越えた相手かってところ。

この2つからどちらかを選ぶ、書いてるうちにまとまるかなって思ったけどまとめる気が感じられねぇこの文章よ。だってどっちも好き!どっちもどえらい萌えだった!!

選べない、結果選べないってことでどちらもベスト!

半年はこの余韻だけで生きていたというレベルでこの2つの物語には非常に恐ろしいエネルギーをいただきました。正直2019にこれ以上の萌を見つけることは不可能ではというほど深く深くハマってました。公式でこういうのがみれるのが特撮のいいところでFreeのいいところですよね~~。本当にありがとうございました!

ビルドの最終回とFreeの郁弥編最後って恐ろしいことにほぼ同じ週でエモ死するとこだったよ。

今年本当にこれ以上のものはない気がするけどいいものに出会えますように……!