キャプテン翼2018
お前ら・・・鳥かご好きか?
2018年版キャプ翼が面白いので誰にも必要とされなくてもハイライトを書きます。
原作は絶愛しか読んだことありませんが、今作は数あるリメイクの中でもかなり原作をのんびりやっていく方向性らしく、それでいてジャンプ掲載のページ数的に2話ずつくらいやってる?ので、燃えるシーンが数多く味わえるコース的なアニメです。ありがたい!
キャプ翼の見どころ:富士山キャプ翼2018ワールドには富士山があります。現実社会にもあるんですが、その存在感はまるで隠れたレギュラー、幻のシックスメンです。
私が10月頃に富士山をみる(登るわけではなく遠方からみるだけ)旅に出たときは、雪は溶けていて真緑の富士山でしたが、春はまだ雪があるんですね。
このようにキャプ翼ワールドの季節を知ることができるのが富士山なのです。
たまに突然雪がなくなって次の場面ではもとに戻っている場合もあります。(上2つは同じ日)
そしてまた消える雪
石崎くんちからみえる富士山
時折心情に寄り添うような富士山も現れます。
これは家族がバラバラに暮らしてまで翼をブラジルへ連れて行くことが本当に良いことなのか葛藤しているロベルトの心情を表すかのような富士山。
見どころ:キック力の指標は木材
当たり前のように路上に木材が捨てられています。
公共物でもオッケーです。
見どころ:位置エネルギー
山から若林くんの自宅まで挑戦状ボールを蹴って叩きつけた翼、対抗戦の時の若林くんや岬くんの観客席からの飛び降り入場、そして日向小次郎の客席にいたと思ったら試合中に勝手にゴールポストの上にいて降りてくる登場。キャプ翼ワールドでは効果的な登場演出として位置エネルギーがよく利用されます。
同じ高さからは意地でも登場しない。登場するやつは雑魚、
見どころ:変な画面
キャプ翼には形容しがたい変なシーンがたまにあります。原作を知らないのでもしかしたら原作通りかもしれません。
急にガチャとかゲーム画面みたいになる。
死んでしまったみたいな感じになってるロベルト。別に死んでない上に、何故かこれは物語の後半で、次回の冒頭にもこれが登場するし提供バックにまでなる。特に重要なシーンではないことがポイント。
ロベルトも負けじとここにはいない翼の生霊を発生させてました。
見どころ:若林くん
ペナルティエリア外からの攻撃をすべて防ぐと豪語する若林源三(小学生)
初登場では町の練習場の取り合いで他種目選手と揉めてる嫌な奴でした。
他種目なのにペナルティエリア外からの攻撃を防ぎ練習場の防衛終了。この様子をみていた翼に目をつけられ例の挑戦状ボールを受け取って試合をすることに。ここにもいる石崎くんが結構序盤のマスコットキャラで癒やし枠です。
例の富士山も二人の勝負を見守っており
時同じくして翼に魅せられた男ロベルトもその瞬間を目撃するのです。
そして対決の場は南葛小対修哲小の対抗戦。なぜかわからないけど色んな種目で対決する親善試合なんですが、サッカーは大トリだし謎の実況者もいる力の入りよう。やはり常勝効果か。
若林くんは故意に遅刻してきた上に、前述の通り観客席から飛び降りてグラウンド入りしてきます。
遅刻してきてもどれだけ偉そうでもチームは全く文句言わずにキャプテンと慕っています。これは若林くんのカリスマ性と実力かと思いきや、この世界はあんまり嫉妬とかそういう感情がないみたいなので別に普通でした。小学生だしね。
チームで勝つことを優先し、超個人的な1対1の勝負を仕掛けてこない翼に業を煮やした若林くんは、お前から仕掛けた勝負じゃろがいとめちゃくちゃイライラしてきます。
アディショナルタイムでようやくサシの勝負を仕掛けてきた翼のシュートを完全防御できず落ち込む若林くん。
今までチームの皆には50点とれと言っていたけれど、そんなこと言ってられる相手じゃなかったと悟り、普通にちゃんと1点差で勝とうと気持ちを新たにします。(若林くん浄化ポイント1)
チームメイトはキャプテンを慕っているので合点承知と1点を奪います。
そして若林くん初期の名作戦、鳥かご。
要は1点とってるんで時間を潰すために自陣でボールを回すってことみたいです。本編ではちゃんと飛田展男が説明してくれてました。かなり姑息な手ですが、プロもやってるってことなんで仕方なし。
これだけ姑息な作戦を堂々と言い放つ若林くん、魅力が溢れ出てます!
しかしながら石崎くんの頑張りによって鳥かごの一部を切り崩され、翼にボールが渡ってしまい伝説のオーバーヘッドキックゴール。
このあたりの演出が本当に熱くて最高でした。熱いシーンは劇画調ぽくなるのも迫力満点。
そして同点。あれだけ大口叩いておいて、あれだけ姑息な作戦を展開しておいて結局同点。若林くんは落ち込みます。そして・・・
延長戦を前にいじけて帰ろうとする若林くん。やはり彼は小学生。
しかし三上専属コーチから愛のムチ炸裂。(若林くん浄化ポイント2)
そして・・・
「この試合、勝つぞ!」憑き物が取れたかのように急激に爽やかになる若林くんなのでした。今後若林くんはこの浄化された状態で霊基が固定されます。
延長戦、若林くんの方が先制点をとって、再び鳥かご作戦かと思いきや
「お前ら・・・鳥かご好きか?」
「もういいだろ。あれは結局逃げの作戦だ。1点守るよりもう1点取ってダメ押しをしようじゃないか!」
遅刻して慢心してたさっきまでの自分を否定するかのように鳥かご作戦を否定する若林くん。自分勝手すぎワロタ。
そして若林くん、このままEDを歌います。
この秀逸な流れは本当に完璧。この8話は永久保存版かと思います。
勝負は引き分け。これが強かった若林くんを見た最後の姿になりました。(現在放送時点で)
そして現在の若林くんの姿
集団危険タックルにより負傷。実はその前も試合中に負傷。味方になると弱体化するジャンプのライバルのお手本のような男・若林源三なのでした。
その怪我のせいで試合に出場できなくなった若林くん。煮え湯を飲まされた日向小次郎への雪辱を果たすため、次に対決するその時まで療養を・・・と思ったら初っ端一回戦で当たった事を知らされて憤るのです。神に嫌われているとしか思えない仕打ち。